ゲーテの『ファウスト』を読んでみた!予想以上に笑える内容!?

どうも。

近頃の自分の密かなマイブームで……



今更ながら、あの有名なゲーテの戯曲

 『ファウスト』

を読んでみました!


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ゲーテのファウストって名作として世界的に有名な作品ですが、「実は読んだことない!」って人も案外多いと思います。

実際に自分も、なんとな~く博士が悪魔と契約する話?ってくらいな認識しか持っていなくて、(人間と人外という)題材的に気になってはいたけれども、昔の名作と呼ばれているモノってなんだか堅苦しくて難しそう……

という先入観で中々手を出せずにいました。



それが何故そんな突然読み始めたかと言うと……


きっかけは『シャドウオブメモリーズ』というゲームの元ネタだからという至極単純でなんともな理由です。
(イケメン&美少女だらけの歴史を題材にしたゲームにハマったことで、実際の歴史にも興味を持ち出すみたいなノリで)

そんな(ある意味不純な)理由で実際手に取って、思い切って読んでみたのですが……


こんなに面白いなら、もっと早くに読んでおけばよかった!!



と思うぐらい面白かったですw





どんな内容なのか、一言で乱暴に紹介すると、

悪魔メフィストと契約したファウスト博士が、手に入れた悪魔の力でやりたい放題の珍道中をするお話です! 


……
……まぁ、これはあまりに雑すぎますね。

そもそも自分もザックリ読んで、なんとなくの内容を把握した、かな?ぐらいのあやふやな理解度なので、自分の感想が正しいなんて露ほども思ってません。神話やら聖書等の基本的知識すら無い人間の読解力なので、間違いなく色々間違ってます。なのでこの記事読んでも、そこは絶対鵜呑みにしないでください。




とにかく、


思っていた以上に読みやすくて

しかも、

ところかしこにユーモアが溢れている楽しい内容だよ!

ということを伝えたいです!

読んだことない人は、ぜひ一度読んでもらいたいww






キリスト教的な聖書や神話の内容も多く、実際そこらへんは難しい部分なのですが、

(自分としては意外にも)エンターテインメントとして、とても面白い物語なんですよ。
昔々に書かれたものとは思えないほど、今読んでも色あせない。まさに不朽の面白さ。










(一応真面目に書いた)

~ファウストあらすじ~





【第一部】

ファウストは高名な博士だったが、どんなに勉強したところで、人間が理解出来ることは世界のほんの一部なのだと悟り、人生に絶望していた。

そんな時に出会った、悪魔メフィストフェレス『地上の全ての快楽・欲望を味わう代わりに、死後の魂を悪魔に譲る』という契約を結ぶ。

悪魔を従えて若返ったファウストは、純真無垢な少女グレートヒェン(14才くらい?)に一目惚れし、あの手この手で誘惑。邪魔な母親と兄を(結果として)殺した後に妊娠までさせてしまう。

ファウストが悪魔と共に魔女達の祭(ワルプルギスの夜)で遊んでる間に、一人残されたグレートヒェンは子供を産むも、どうして良いかわからず殺してしまう。その結果、死刑囚として牢獄に入れられてしまうのであった。

助け出そうとするファウストだったが、時すでに遅く、彼女はファウストを撥ね付け、獄中で発狂死してしまう……



【第二部】

財政難で悩む国を助ける事で、皇帝からの信頼を得たファウスト。

今度は、古代ギリシャ神話の世界に住む美の象徴ヘレネー(見た目は10才)に一目惚れし、彼女を手に入れる為に、時間も空間も超えて、数多の神々や魔物や精霊達との出逢いを重ねる大冒険を繰り広げる!

大冒険の末、ヘレネーを(騙して)城に連れ込みそのまま結婚。二人の間に息子を授かるが、事故死。ヘレネーと共に消えてしまう。

その後、皇帝のお膝元で海沿いの街づくりに精を出すファウスト。
戦争に参加したり、邪魔な住民を(うっかり?)焼き殺したり。

高齢になったファウストは悪霊の誘惑により盲目に。
悪魔達が(博士の)墓を作る音を聞いて、街づくりが順調に進んでいると勘違いし、これからの幸せな未来を妄想しながら「時よ止まれ、お前は美しい」(悪魔との禁句ワード)と呟き、絶命する。

契約通り、ファウストの魂を手に入れようとする悪魔メフィストだったが、そこに天使の群れが押し寄せて来て、メフィストを愛の炎で狂わせてる隙にファウストの魂を奪い去って逃げていく。

かくして、天上に誘われたファウストの魂は、かつての恋人グレートヒェンの救済の祈りによって救われたのであった。

【ファウスト、完】









割と真面目に書いたつもりなんですけど、どうでしょう?

まぁ、なんとなくのあらすじはこんな感じです!


これをザッと読んだだけでも気付くと思いますが……


ファウスト博士は割とガチクズのロリコンですね!!!


あらすじなんで大分省略してますが、実際かなりヤバイです(笑)
でも、エロゲの主人公ばりにモテモテなんですよね〜







ゲーテのファウストのあらすじを、ものすご~く分かりやすく&簡単に(しかも面白おかしくw)紹介&感想を書いてるブログ記事

ファウストの内容にもし興味が湧けば、合わせて読んでみると良いです。

↓↓

ゲーテの『ファウスト』を読んでみると! (猫の国へようこそ、ベルベルカフェ♪)

『忙しい人の為のゲーテのファウスト』 (紅の碧落)













私のザクッと読んだ解釈では、

つまりこの『ファウスト』という物語は、言ってしまえば、


男の夢とロマンスを詰め込んだような内容


なんだと思います。

学問を究め、人徳もあり、神様にも目をかけられていた上に、悪魔を従えて欲望を欲しいままにできる力を手に入れて、美少女達と純愛して、その愛を失うという悲劇のロマンスを乗り越えて、最後には自己実現を果たし、死後は、かつての恋人が救ってくれたおかげで無事に天国に行けたという……

どう見ても羨ましい人生を送った男の物語です!



特に女性の存在が……

女はどんなに酷い目にあっても自分(男)だけを健気に愛して、自分が居なくなったら死んでしまう様な、か弱い存在でいて欲しいという男の願望をヒシヒシ感じたり。



まあそれはそれで、エゴイスティックを極めた男の生き様として、物語として突き抜けてて面白いんですどねw









でも個人的に、この『ファウスト』における一番の魅力は、

ファウスト博士に付き従う悪魔メフィスト・フェレスの存在にあると思います!


死後魂を渡す代わりに、地上でのどんな願いも欲望も叶えてくれると言うメフィスト。

作中では主に道化役を務めていて、基本的に物語はファウストメフィストの会話で進んでいきす。



このメフィストがですね……悪魔の癖に、ものすごく人間臭くって愉快で愛嬌のある、なかなか可愛い奴なんですよww



一応ファウストとは主従関係なはずですが、態度はあまり宜しくなくて(笑)、博士を無駄に煽ってみたり、イタズラしたり……しょっちゅうファウスト博士と無駄に語彙力のある幼稚な言い争いをしていて、読んでてつい笑っちゃいますw

メフィストから博士へのツッコミが、いちいち正論過ぎて……
ワンマンでワガママなファウスト博士の命令(無茶振り)に終始振り回されていて、どちらかといえばツッコミ役な不憫キャラですね!


その上、生来ゲスな性格のせいなのか、女難の相でもあるのか、しょっちゅう女性に言い寄られては「やれやれ」と言った感じにあしらっていたり、道中ラミアの群れに誘惑されて、ちょっと遊んでみたところ、大怪我を負わされかけて退散したりw
可愛い。

ですが、やはり悪魔なだけあって、ずる賢く、ファウストの命令で人々を惑わせ、時に冷酷な手段すら厭わずに、どんな無理難題も(時には渋々)解決していく姿は見ものです。

これが悪魔のギャップ萌えってやつですか!?

でもラストでは、苦労の末にようやく手に入れたファウストの魂を、天使に奪い取られてしまうなんて……なんて可哀想なんだ。
報われないじゃないか(涙)




クズなファウスト博士と、ゲスな悪魔のメフィストとの凸凹コンビ!


2人はなんだかんだで結構いいコンビで大好きですね!!
正直萌えます。













【特に好きなシーン】(ほぼ原文訳のまま)



※ファウスト博士が、メフィストと契約を結ぶシーン。

悪魔「御契約をなさいませんか? あなたがこの世にあるかぎりは、わたしの術でたんと面白い目を見せて差し上げます。まだ人間が見たこともないような面白いものをね」

博士「君にしてもしこの己に取り入って、己がもうこれで満足というように持って行けた、己を快楽で誑し騙しおおせたならーーその時は己の負けだ。どうだ、賭けるか?」

悪魔「賭けましょう」


悪魔と魂の賭けをする博士の名シーン。
初対面で緊迫感がありつつも、悪魔相手に堂々としていて何故かカッコいい。




※グレートヒェン(少女)に一目惚れした博士と、悪魔(メフィスト)とのやり取り。

博士「君、あの娘をなんとかしてくれ」

悪魔「台詞が放蕩息子染みてきましたな。どんな娘っ子も自分のものにしたがって、手折って手折れぬ花はないと自惚れるというやつだ。ところがいつもそううまく行くとは限らないんだが」

博士「きっぱり言っておくが、もし今夜、あの可愛い娘を己の腕に抱けないようだったら、今夜限りで君とはお別れだぞ」

悪魔「やれることとやれないことがありますよ。言い寄るきっかけを作り出すだけだって、ざっと二週間ぐらいは見ていただかなくちゃ」

博士「己なら七時間も余裕があれば、何も悪魔の手を借りずともあんな娘は口説いてみせる」

悪魔「フランス人顔負けだな。お願いですから、気を悪くなさらないで下さい。いきなりぱくりというのでは、いかにも芸がない。初めにまず持ち上げてみたり回してみたり、いろいろと小面倒なことをやって、あのお人形さんを捏ね整えてからものにした方が、味もぐっと引き立ってくるはずですよ」

博士「そんな手間をかけずとも、食欲は十分にある」



若返ってすぐの、このゲスい会話(笑)これがしばらく続くんだから全く……w
ロリコン博士とツッコミ入れるメフィストが楽しくて好きw




※グレートヒェンが死刑囚になってしまった事を知って、メフィストと口喧嘩するシーン

博士「犬め、胸糞の悪いけだものめ。ーー無限の霊よ、こいつを元の姿へ、この蛆虫を元の犬の姿に戻してくれ。(中略)こいつを元の、こいつの好む蛇の姿に戻してくれ。そうしたら己は、己の足下の砂の上を這って行くこいつを、この畜生を足で踏み砕いてやるのだ」

悪魔「あなた、どうしてわれわれの輩と手を結んだのです? 飛んでみたいのは山々だが、めまいが怖いというところですか。話を切り出したのはどっちでしたっけね、わたしどもだったかな、それともそちらさまだったかな?」

博士「その意地汚い歯を剥き出すな。へどが出そうだ。崇高な霊よ、なぜこんなごろつきを、人の禍を喜び、人の破滅に小躍りする奴を、私の仲間としてお差し向けになったのか」

悪魔「もうそれでおしまいですか? あなたの愚痴は」

博士「あれを救い出せ、さもなければただでは置かないぞ。幾千年の、最も凄まじい呪いを貴様にかけてくれるぞ」

悪魔「ーー救い出せ?ーーあの女を破滅に追いやった張本人は、一体、誰だ、このわたしですかい? それともあなたか。(中略)無邪気にあなたのお相手をしている者を叩きのめそうなんていうのは、どうしていいか分からなくなって乱暴なことをする暴君の流儀ですな」



口喧嘩でこの語彙力。
ちょっとウザいけれど、メフィストの言い分がいちいち正論過ぎるw




※クライマックス。死んだファウストの魂を奪い取ろうとやって来た天使達に、愛の炎を浴びせかけられたメフィストが、天使にメロメロになってるシーンw


悪魔「これはいかなこと。どうもあっちの方が見たくなるな。奴らとは大合戦の最中だというのに。普段なら、ただ見ても虫酸が走ろうというのに。変なものが体に浸み渡ったのかな? あの可愛い奴らが見たくてしょうがないのだから。おれがここで誑かされれば、先行き阿呆呼ばわりされるのは誰だろう。憎くてならぬ悪童共が、どうにも可愛く思われるとは、これは一体どうしたことだ」

悪魔「おい、おい、綺麗な坊やたち、実に可愛いなあ。全く、接吻してやりたいな。どうにもいい心持になった、のんびりしてしまった。なんだかこう、しんみりと、猫の恋みたいな風になってきたな。見れば見るほど綺麗になるなあ。もっとこっちへ来いよ。おれをひと眼見てくれよ」

天使「来ているじゃありませんか。あなた、どうして後ずさりなさるの? おそばへ行きますから、そのままそこにいられるなら、いて下さいな」

悪魔「お前たちはおれのことを悪者だというが、本当の悪魔はむしろお前たちだ。男も女も迷わせるのは、そっちだからなーーえらい災難だ。これが愛の元素というやつか。体中がかっかと燃えているから、頸のところが焼けるのも感じないくらいだーー」




この辺のシーンが二部だと一番好きかもしれない(笑)
天使が悪魔以上に悪魔で卑怯な件!

そんなこんなで天使に骨抜きにされてる間にまんまと魂を奪われたメフィストが正気に戻った時の、ものすごく悔しそうな姿がなんとも……

新しい何かに目覚めそうになる。












何はともあれ、このゲーテのファウストを読んだおかげで、今までよりもずっと、悪魔という存在に対して興味が湧いてきました!



しかし、時代を超えて愛される名作というものは、こうして私たちの心に生き続け、今なお影響された作品が新しく出続けているのかと思うと、感慨深いです……




ちょっとでも興味が湧いてきた人は、是非とも図書館へGO!!!


新しい世界が開けるかもしれませんw













オマケ


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元ネタであるこの本を読んでから、もう一度シャドウオブメモリーズの物語を振り返ると、「このシーンはあそこの……!」とか「このキャラはあの人物の…!」とより理解が深まり(そうな気分になって)楽しいですw

勿論、物語的には全く別物なので、知らなくても十分楽しめますけどねw



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プロフィール

夜珠ルミナ

Author:夜珠ルミナ
ここ数年ゲーム熱が高まってる、ただのゲーム好き。

主に、好きなゲームの紹介、プレイ記等々。
基本的に、自分用の記録メモです。

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